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 コンクリート詰めにした子どもとみられる遺体を大阪府八尾市の住宅に遺棄したとして、無職飯森憲幸容疑者(41)=大阪市平野区=が逮捕された事件で、飯森容疑者が「(姉の娘が)言うことを聞かず、しつけでたたいた。朝起きたら冷たくなっていた」と説明していることが、大阪府警への取材でわかった。

 府警は3日に遺体を司法解剖をして死因などを調べるとともに、死亡までの経緯や詳しい動機を捜査している。

 飯森容疑者の府警への説明では、遺体は姉の娘で当時7歳くらいだったという。別居している姉が家を出ていったため「自分が預かっていた」と話しているが、姉の所在は確認できていないという。

 飯森容疑者は、姉の娘を預かっていた当時、大阪市平野区に住んでいたと説明。飯森容疑者は女児に暴行を加えた後について「子どもは泣きじゃくっていたが、そのまま寝た。朝冷たくなっていたので、どうしようかと思った」と話しているという。

 八尾署によると、遺体は金属製の衣装ケース(横88センチ、奥行き45センチ、深さ35センチ)内でコンクリート詰めにされ、飯森容疑者の父親が入居していた八尾市跡部本町1丁目の集合住宅の一室に放置されていた。遺体は身長約1メートルで子どもとみられるという。

 飯森容疑者の逮捕容疑は昨年11月上旬、80代の父親が入居していた八尾市の集合住宅の一室に衣装ケースに入れた遺体を遺棄したというもの。飯森容疑者は遺体について、父親が以前住んでいた同市内の家から「移動させた」と話しているという。

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